米国株はバブルなのか?

【今日の指数】

米10年債利回り 1.918(ー1.69%)

DOW ー1.43%

S&P500 ー1.90%

NASDAQ -2.78%

VIX +14.43%

 

【米国株はバブルなのか?】

インフレと戦争の懸念により、ボラティリティ

高い相場が続いています。

一方で、米国株は今後も将来的に成長を継続すると

信じている方が多いので、インデックスの投資信託

ETFであれば、ガチホあるいは脳死して積立でよい!

という方も多いようです。

私も米国株はこれまで強かったですし、人口予想や、

テクノロジーの発展とそのプラットフォームが出来上がって

いることからもその楽観シナリオを信じていますし、

信じたい気持ちでいっぱいです。

しかし、投資家であれば、リスク管理として悲観シナリオも

頭の片隅に置いて、投資方針を検討しておかなかれば、

なりません。

 

楽観論者の意見で、「もうITバブルは来ない、米国企業には

収益力の裏打ちがある」というものがあります。

確かにITバブルは「ドットコム」の社名がつけば何でも

買われる異常な状態であったと言われておりますし、

ITが今ほど社会的なインフラとなり切れず、将来への

期待だけが膨れ上がっていた状況のようです。

その一方で、現在はIT企業はアップル、グーグルや

アマゾンなど社会に欠かせないインフラとなり、

収益という実績も積み重ねている

ため、その時の状況とはずいぶんと違うかもしれません。

 

ナスダックの全体のPERはITバブル時は60倍超であったのに

対し、現在は30倍前後であり、金利耐性はITバブル時よりも

2倍ほど強いそうですし、収益の裏付けがあるから過度にバブル

を恐れる必要もないのかもしれません。

 

この楽観シナリオを信じるのであれば、新たにボラティリティ

高そうな銘柄に突っ込むという無謀なことさえしなければ、

現在保持しているインデックス商品くらいは、狼狽売りせず

長期目線でホールドしていってもよいであろうという結論に

なりそうです。

 

ただ、今後の市場の動きをみながら、同じ投資信託ETF

でもナスダック(QQQ等)やS&P500(VTI等)では

なくより分散の効いたオールカントリー(VT等)の徐々に

比重を移していくという選択肢もありかもしれません。

 

【結論】

米国株はバブルの可能性はありますが、

過度に恐れることなく、しっかりとリスク管理

しながら淡々と投資を続けていきましょう!